東京郊外鉄道

東京郊外鉄道は東京山手急行電鉄から改称された鉄道会社である。東京山手急行電鉄はもともと「第2山手線」とも称される環状線計画を有していたが、これは結局実現することなく終わった。昭和六年に渋谷急行電気鉄道を合併し、同社が有していた渋谷～吉祥寺間の路線計画に着工した。昭和八年に帝都電鉄と改称し、現在の京王井の頭線につながっている。

年表

• 大正十年（1921）
  • 9月29日　東京電気鉄道、大井町―深川西平井間の敷設免許申請。
• 大正十五年（1926）
  • 9月28日　東京電気鉄道を[[[東京山手急行電鉄]]]に改称
• 昭和二年（1927）
  • 4月19日 東京山手急行電鉄株式会社、地方鉄道法により大井町～洲崎間50.6kmの免許を得る
  • 4月21日　城西電気鉄道、渋谷～吉祥寺間の路線を出願。
• 昭和三年（1928）
  • 2月9日　設立準備中の城西電気鉄道を渋谷急行電気鉄道に改称
  • 7月28日　渋谷急行電気鉄道株式会社設立、資本金400万円
  • 9月24日　東京山手急行電鉄株式会社設立。資本金3400万円。取締役社長 利光鶴松
• 昭和四年（1929）
  • 7月15日　渋谷急行電気鉄道の経営陣を刷新、新役員選出。取締役社長 利光鶴松
  • 8月　小田原急行電鉄が東京山手急行電鉄の株式取得
• 昭和五年（1930）
  • 8月4日　東京山手急行電鉄、滝野川―洲崎間工事施行認可申請
  • 11月26日　東京山手急行電鉄を東京郊外鉄道に改称
  • 12月24日　渋谷急行電気鉄道 渋谷―吉祥寺間工事施行認可
• 昭和六年（1931）
  • 2月1日　東京郊外鉄道が渋谷急行電気鉄道を合併。資本金3800万円となる
  • 7月　東京郊外鉄道、渋谷線の工事着手(東京山手急行の山手線と渋谷急行の渋谷線を比較検討の結果)
• 昭和八年（1933）
  • 1月19日　東京郊外鉄道株式会社は帝都電鉄株式会社と改称（昭和七年十月に大東京市制が敷かれ、渋谷・世田谷等が東京市域に編入されたため）

以後の流れは帝都電鉄を参照のこと。

乗合自動車（バス）

• 代々木乗合 ⇒ 東横乗合 ⇒ 東横自動車部
• 日東乗合＋仲田乗合 ⇒ 玉川乗合↑
• 甲州街道乗合

電鉄会社

• 玉川電気鉄道（玉川線・砧線・天現寺線・世田谷線（下高井戸線）・中目黒線）
• 武蔵電気軌道⇒京王電気鉄道（⇒東京急行電鉄）⇒京王帝都電鉄⇒京王電鉄
• 小田原急行電鉄⇒小田急電鉄（⇒東京急行電鉄）
• 東京郊外電気鉄道⇒城西電気鉄道⇒渋谷急行電気鉄道▽
• 東京電気鉄道⇒東京山手急行電鉄⇒東京郊外鉄道⇒帝都電鉄⇒小田急帝都線⇒東急井の頭線⇒京王帝都電鉄・京王電鉄井の頭線
• 東京横浜電鉄 → 東京急行電鉄